
亡くなった愛犬ドロップに、お花をありがとうございます。
亡くなったあと、思い出しては、いろんな事を考えている毎日。
いつもと違う寝床に倒れこむドロップの様子を見て、
何かおかしいと感じた私は、病院に駆け込んだのですが、
その2時間前のこと。最期のお客様を、ドロップが見送りに
ふらふらと出てきて、お客様が<今度、作品の引き取り時に、
愛犬を連れてきていいですか>と尋ねられたとき、
私は<いいですよ。是非。でも、この子は、3月まで元気で
いるかどうか>と、言っている自分に、はっ?と驚いていました。
お客様も、<えっ>という表情で。
その2時間後に、倒れたのですが、それまで元気に見えていたドロップのことを
どうしてそんな風に言ってしまったのか。。。
あとで思えば、ドロップが私に気付かせるために、私の言葉を使って
気付かせたかったのではと。。。
そのぐらい、相当きつかったんだなあと。ごめんね、ドロップ。
シェルティは、シェットランドという島で、そこで暮らしている人間と
家族のように過ごしてきた犬種です。
ポーカーフェイスで、犬の中でも、きついとかつらい様子を
家族に、ほとんど見せない犬種だそうです。
後に、動物病院の先生から聞いた話ですが。
私に、つらいよ・きついよと、最後の最後、伝えたかったんだと思うと
気付いてあげられなくて、ごめんね。闘病中、仕事を全部休んで、
ドロップとずっと一緒に過ごせたのは、愛情をいっぱいドロップに伝えられて、
ドロップも生き延びようとする力を見せてくれて、
ありがとうの気持ちでいっぱいです。
生と死の間をさまよっているときに、いっぱいいっぱい話が
出来たね。ドロップも、それに応えて、弱々しいながらも、
精一杯の声を出して、お話してくれたことは、
哀しくて仕方がなかったけれど、応えてくれて嬉しかったよ。
ずっと、そばにいて看取れたことは、
ドロップも安心してくれていたような気がするし、私も不思議なくらい、
穏やかな気持ちでいられたよ。
<悼む気持ちはいっぱいあっていいと思うけれど、
後悔をしてはいけない>と。
そう云ってくれている気持ちを大事にして、ドロップのことを
思い出して、この先、歩んでいくね。